こちらは、目々連の写真館となります。

 

ちょこちょこ解説も入れてみました。

少しでも雰囲気をお届け出来たら幸いです。

 

 

四、目々連―覗き込む葉―

 

秋暮れの
頭を垂れる枯れ草に
怨み残りて
尚しづまらず

 

 

目々連の象徴シーン。

 

 

「目々連」という妖怪は、

「荒れ果てた家の障子に無数の目が浮かび上がった姿」であり、碁打ち師の視線とも言われます。

 

 

鬼の居ぬ間にとしては珍しく、妖怪のイメージを視覚的に舞台で表現していました。

又二郎(仁木紘)が、碁盤の前に座っている影です。

 

 

 

部屋の全体像。

 

 

ちゃんと戸の外までしっかりと作りこまれているんです。

 

戸自体にもきちんと隙間があり、そこからも人の目が覗き込みます。

人が人を監視する。

それもまた目々連なのか。

 

あの生け垣がまた風情。

 

 

スタッフさんの力も借りた、渾身の出来だと思っています。

 

 

 

明るくした状態でとった

舞台の写真です。

 

今回の舞台は、主人公の睦男(瀧澤裕也)と、妻のサチ子(美吉弘恵)が暮らす家の中と、

村のそこかしこにあるすすきの道の二場構成となっておりました。

 

下の方にわずかに見えるのが、

すすきの道になります。

ここからは、本編の写真になります。

小さな村で暮らす人々が、

なにかを守るために重ねたそれぞれの罪と秘密を、

重ねるがゆえに守り切れずに破たんしていく、というお話です。

序幕。狩り。
序幕。狩り。
変わっていく幼馴染。
変わっていく幼馴染。
日常。それぞれの思惑。
日常。それぞれの思惑。
小さな村を守るためには。
小さな村を守るためには。
変わらない幼馴染。
変わらない幼馴染。
時は流れる。
時は流れる。

各々の罪。共有の秘密。
各々の罪。共有の秘密。
二度とは戻らない楽しかった時間。
二度とは戻らない楽しかった時間。
暴かれたものとは。
暴かれたものとは。
それは後悔の妄想か。それとも現実か。
それは後悔の妄想か。それとも現実か。
すべては明るみに出る。
すべては明るみに出る。
それでも、知ることが幸せとは限らない。
それでも、知ることが幸せとは限らない。

 

 

最後に。

 

 

今までとは打って変わって、とても明るい集合写真です。良い笑顔。

 

嘘だろと言われますが、

基本、鬼の居ぬ間には、みんな明るく楽しくしています。くだらないことで笑いあいます。

舞台上とは雲泥の差。

 

そう思ってみてもらうと、また違った味わいがある…かもしれません。

 

 

 

おまけ。さらにおふざけ(笑)
おまけ。さらにおふざけ(笑)
おまけ2。望月も紛れて(妖怪か…)
おまけ2。望月も紛れて(妖怪か…)

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

観劇をしてくださった方、関係者様方々には「懐かしいなぁ」という画像だと思います。

なにせ2014年のことですから。これを作成しているのは2017年。……時の流れは速いものです。

初めて見てくださった方には、写真から物語の妄想を膨らませて頂けたら幸いです。

 

少しでも「このお話の中身が気になる!」と思って下さった方は、

是非是非、台本をチェックしてみてくださいませ。

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